マンション購入コラム l 2018年5月9日
不動産購入は人生の中で一大イベントです。はじめて不動産を購入するという人も多いと思います。みんな不動産購入で失敗したくないはずです。今回は中古マンション購入で失敗しないため注意点について独自の見解で解説いたします。
マンションには管理規約という所有者、入居者が守らなければならない独自のルールがあります。これは所有者の決議にもとづき決定、修正されるものでマンション毎に千差万別です。購入前に自身にとって大きめデメリットになる内容がないかを確認する必要があります。
建物は年数ともに劣化するものです。劣化を防止したり維持するために通常マンションでは修繕計画を策定しています。マンション購入の際には過去の履歴や今後の計画について確認することをおすすめいたします。修繕計画がずさんだと修繕積立金が不足し、一時金が発生することもあるので注意が必要です。
修繕計画と関係のある内容ですが、タワーパーキングは維持に相当の費用がかかります。タワーパーキングのあるマンションに関してはパーキングの修繕、維持計画についても確認が必要です。
管理費は、エントランスやゴミ置き場など共有部分の維持・管理にかかるお金です。一方、修繕積立金は、将来のメンテナンスに備えておくお金。どちらも所有者が負担します。新築や築年数が浅い物件は数千円単位に設定されている場合が多いですが、後々値上げせざるを得ない状況になる場合がほとんどです。マンションの総会で値上げが可決されればそれを拒むことはできません。将来的に値上げがあることも考慮するほうが良いと思います。
中古マンションの売主が管理費、修繕積立金、駐車場などを滞納している場合は、買主がその滞納分の支払い義務を承継し管理組合に支払わなければなりません。購入前に確認しましょう。
マンションは「管理を買え」とよく言われます。エントランスやエレベーター内はきちんと掃除されているか?駐輪場やゴミ置き場は整然としているか?など共有部分の管理状況について目視で確認できます。
マンション引渡し後に給湯器などの設備が故障した場合はどうなるでしょうか?中古マンションの契約では売主の瑕疵担保責任は免責の場合が多いです。この場合、買主は自らの費用で修繕しなければなりません。築年数が10年を超える物件を購入されるときは、設備の取り換え費用も考慮する方が良いと思います。